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     愛犬・愛猫のこと、韓国生活日々諸々の書き記し
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可楽市場で買うもの ー犬のおやつ作りー

”褒めるしつけ=Positive Reinforcement(正の強化)”を取り入れるようになってから、「ご褒美」として与えるおやつの消費量がものすごいことになっているので、数ヶ月に一度程度だった可楽市場(가락시장)行きが月一ペースなこの頃です。

可楽市場駅前に位置するこの総合卸売市場は、畜産、野菜・青果、水産、乾物、惣菜類などなど、あらゆる食品・食材を取り扱っており、韓国料理に不慣れだった当初は主に惣菜類を購入するためによく出向いたものでした。

のちにそれらの買い物は減少した代わり、今では目的を持って決まったお店3カ所で同じものを購入する15分ショッピング・スタイルが定着。B2Fでは牛や豚の副産物、2Fの鶏専門店で胸肉と砂肝、豚専門店で皮・・・という具合に、我が家の動物たちのおやつ作りの材料購入のために利用しています。

中でも、この市場まで出向く一番の目的であるB2Fの축산부산물エリアは、副産物が驚くほどの安値で量り売りされ、街中のスーパーでふだん入手出来ない食材を一度に大量に購入できる場所として重宝しています。

しかしながら、入り口付近からすでに漂う血生臭さや床に散乱する牛や豚の頭などは一昔前のモラン市場を彷彿させるディープな感もあり(犬肉の取り扱いはありません!)、赤肉の摂取をなるべく控えている身としては複雑な気分になる場所でもあります。

ここで主に牛の肺(又は豚の心臓・レバー・肺が繋がった状態の三点セット)を、冷凍庫に保管できる量の3個ほどで購入(1つW 2,000)。ちなみに3部位が繋がった豚の副産物は1セットでW 4,000という価格になっています。

B2F【3】に位置する「축산부산물」エリア。いつも静まり返っています

B2Fからエレベーターで2Fに上がると、フロアーに向かって左手に鶏専門店が一軒、真ん中に豚・牛の精肉エリア、右手が鮮魚エリアと分かれており、左手一番奥にある鶏肉屋で胸肉(2.1kgでW9,000という安さ!)と砂肝を、数軒手前の豚肉屋で豚の皮(W3,000/kg)を購入。

韓国での水産市場の相場を知らなかった市場ビギナーだった頃、何度か利用した反対側の鮮魚エリアは、まもなくして大変高値であることに気づきました。以来ほとんど買い物することはありませんが、数年前ブリの時期に一度だけ、買った魚を上のレストランで調理してくれるサービスを利用したことがありました。

刺身を満腹になるまで食すのは韓国に来るまで経験したことがありませんでしたが、ヒラメやクロソイなどの白身よりも、赤身魚の方がずっと”もたれる”事を、ここでのブリで初体験しました。価格も高かった記憶が(W10万とか)・・・苦い思い出です。

4切れ目まで箸が進み7切れ目くらいからもたれ始めた記憶

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可楽市場にせっせと出向き犬のおやつを完全手作りに切り替えたのは、消費量が増えたことだけが理由ではなく、こちらで売られるものの9割が中国産・韓国産のものだからです。

ペット人口が増えたおかげでドッグフードは外国製品が多く出回るようになり、選択肢は随分と広がりましたが、おやつ ーガムやジャーキー類ー はやっぱり中国からのものが圧倒的です。手間は確かに掛かるけれど、安全なものを(しかもリーズナブルに)与えられるのだから、手作りがやっぱりいいという結論に至りました。

2.1kg袋の胸肉は8段式の乾燥機を全て使っても半分残るくらい経済的

豚皮ササミ巻き・レバークッキー・フワフワ(牛の肺)

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ビジュアル(?!)より実用性に移行するおやつたち(笑)

以前は頑張って可愛らしく作っていたおやつでしたが、顔の前に差し出すと瞬く間にその苦労は消えるので、形態は大きく変化しました。

細長く切った豚の皮の両端を結び、真ん中にささみを巻きつけていたジャーキーは、生地を切るように大きくハサミでざく切り切りした”端切れ状態”のものへ、FPでペースト状にしたレバーを生地に練り込み低温でじっくりと焼いていたレバークッキーも、5グラムほどで小さく切ったレバーだけをそのまま乾燥。丁寧に四角く形を揃えてころりんとしたカタチを心掛けていた肺のトリーツに至っては、包丁で薄切りし伸ばしたものをそのまま乾燥後、ハサミでじょりじょりと細かく刻んたものに変身です(笑)

猫のソリも大好きな鶏肉ジャーキーは、ソリ用には手間を省いたストライプ状にしていますが、毎回のしつけ時に犬たちへ与えるご褒美用には、極力小さくした大粒ドッグフード・サイズで切ったものを乾燥させて作るように・・・といった具合で、自作の日々を過ごしています。

ジャーキーもいいけど、やっぱりちゅ〜るが好きだにゃん♡

犬たちへのしつけ➡ご褒美のスタイルが終わりを告げるまでのしばらくは、月一可楽市場通いが続きそうです。

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